Tシャツは一枚でさらっと着こなすだけでなく、レイヤードスタイルでもコーディネートを楽しめる万能アイテムです。

誰でも一枚はTシャツを持っているといっても過言ではありません。

Tシャツを購入する際、デザインや色を重要視する方が多いですが、サイズも重要なポイントになります。

そこで今回は、自分に合ったTシャツのサイズの選び方をご紹介します。

Tシャツのサイズの重要性

Tシャツのサイズは着用した時の印象を左右するため、デザインや色と同じくらい重要なポイントです。

サイズが大き過ぎるとだらしない印象を与えたり、反対に小さ過ぎると中のインナーが透けてしまったりする可能性があります。

ただし、ワンサイズ程度であれば、わざと大きめのTシャツや小さめのTシャツを選んでも問題ないです。

自分の体型や好みのファッションスタイルに合ったサイズ感を選ぶようにしましょう。自分に合ったサイズ感がわかると、シンプルなTシャツでもおしゃれに着こなせます。

Tシャツの各サイズについて

それではTシャツの各サイズについて4つの部位に分けてご紹介します。

着丈

着丈は首の付け根中央から裾までの長さです。

Tシャツの場合、首元のリブ下から裾の先端までが着丈となります。

着丈はフード部分や襟を含まないため、パーカーやポロシャツの場合は、その下から測定します。

ただし、キャミソールやタンクトップは例外です。

この2つに関しては、肩紐の一番上から裾までの長さが着丈となります。

他の衣類と同じ方法で測ってしまうと、正しい着丈がわからないので注意しましょう。

よく着丈と混同されがちな言葉に身丈があります。

身丈は首の横の付け根から裾までの長さを指します。

首のリブ部分も長さに含まれる点が、着丈との大きな違いです。

そのため、Tシャツの場合は着丈よりも身丈の方が数cm長くなります。

身幅

身幅は左脇下から右脇下までの長さです。

つまり、胴体部分の横幅を指します。

Tシャツの場合、自分の身幅にぴったりなサイズを購入してしまうと、ゆとりがないため非常に動きづらいです。

そのため、自分の身幅よりも2〜3cm大きいサイズがジャストサイズといえます。

身幅と胸囲はよく混同されがちですが、胸囲は脇の下箇所を一周した長さです。

胸囲を知りたい時は身幅を2倍するだけなので、簡単に計算できます。

袖丈

袖丈は袖山から袖口までの長さです。

袖山は袖の一番上の部分、袖口は袖の先を指します。

カジュアルなシャツやジャケットなど、衣類によっては袖丈の表記がないケースもあります。

そのような場合は、裄丈を確認しましょう。

裄丈は首の付け根中央から袖先までの長さです。

裄丈は肩幅の半分+袖丈なので、そこから袖丈を逆算できます。

肩幅

肩幅は右肩付け根から左肩付け根までの長さです。

ヌード寸法と製品寸法(仕上がり寸法)の2つが表記されている場合があります。

ヌード寸法は洋服を着用していない体のサイズです。

製品寸法(仕上がり寸法)は洋服のサイズです。

両者の違いを知らずに購入すると、思った以上に洋服が大きかったり、小さかったりするケースが出てくるため注意しましょう。

ヌード寸法で肩幅を知りたい場合は、家族や友人などに頼んで測ってもらうと良いです。

自身でも測れますが、誤差が出やすくなります。

肩の頂点から首の後ろの付け根までメジャーを当て、メモリを固定したままメジャーを持ち替えて、反対の方の頂点まで測ります。

どうしても頼める方がいない場合は、肩の頂点にメジャーを当て、首の後ろの付け根までの長さを測りましょう。

その数値を2倍すれば肩幅がわかります。

ヌード寸法で測る時は、洋服を着ていない状態が一番誤差を少なくできますが、下着を着用した状態でも大丈夫です。

製品寸法のジャストサイズを知りたい場合は、自分のサイズに合った洋服を平らな場所に置いて測ります。

自分が持っている洋服と比較して購入する際は、同じアイテムで比較すると、サイズで失敗するリスクが少なくなります。

詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
洋服でよく聞く着丈や身丈とは?着心地のいいサイズを選ぶコツを紹介

シルエットで選ぶTシャツのサイズ感

Tシャツのサイズ感は3種類に大きく分けられます。

  • タイト〜ジャストサイズ
  • ビックシルエット
  • オーバーサイズ

自分の体型や着用シーンに合わせてサイズ感を選びましょう。

下記では、サイズ感による特徴の違いをご紹介します。

タイト〜ジャストサイズ

タイト〜ジャストサイズのTシャツは、流行に左右されない一般的なサイズ感です。

タイトサイズは体のラインが強調されるため、着痩せ効果を期待できます。

ガタイが良い方や肩幅がしっかりある方がとくに似合うサイズ感です。

無地のTシャツでもおしゃれに見え、スタイリッシュな印象を与えられます。

ただし、タイト過ぎるとみっともない印象になるため注意が必要です。

あまりにピチピチだと、透けてしまったり、体のラインが強調されすぎたりします。

ただ小さいサイズを選ぶのではなく、無駄のない細身のTシャツを見つける必要があります。

タイトのTシャツは少しサイズ選びが難しいので、おしゃれ初心者だとハードルが高く感じるかもしれません。

ジャストサイズは着る方を選ばない最もスタンダードなサイズ感です。

ジャストサイズのTシャツは清潔感やスマートな印象を与えられるため、ビジネスシーンにも着用できます。

コーディネートの幅も広いので基本的に何でも合わせやすく、一枚持っていると非常に便利なアイテムです。

ただし、メーカーによって同じサイズでも着丈や肩幅などが異なります。

タイト〜ジャストサイズのTシャツを選ぶ時は、以下のポイントを意識しましょう。

着丈

着丈の目安は動いたりしゃがんだりしても、肌が見えない長さです。

自分の体型とサイズ表記を比較して、ちょうど良い長さを見つけましょう。

店舗で試着できる場合は、着丈がベルト位置よりも3cm程度長いTシャツがベストです。

試着できない場合は、以下の式で自分に合った着丈を算出できます。

  • 自分の身長×0.42-10cm=着丈の最小値
  • 自分の身長×0.42-5cm=着丈の最大値

つまり、身長175cmの標準体型の方であれば、着丈が63.5〜68.5cmのTシャツを選ぶと良いでしょう。

しかし、骨の太さや身幅、筋肉の付き方などによってベストな着丈は変わってきます。

身幅

自分の身幅よりも2〜3cm大きいサイズが目安と言われていますが、そこまで重要視しなくても良いポイントです。

基本的にTシャツのバランスは着丈と袖丈で決まるため、身幅だけが大幅に変わるケースはほとんどありません。

身幅はサイズよりもデザインが重要です。

ぽっこりお腹が気になる方は、再度にスリットが入ったTシャツだと体型をカバーできます。

袖丈

袖丈は20cm程度あるのが目安です。

それよりも短いと腕を上げた時に脇が見えてしまう可能性があります。

二の腕が7〜8分目くらい隠れる長さのTシャツを選びましょう。

肩幅

薄手のTシャツの場合は、自分の肩幅と同じサイズが目安です。

厚手のTシャツの場合は、1cm程度大きいサイズを選んでも良いでしょう。

ビッグシルエット

ビックシルエットは、肩幅や着丈、袖丈など、もともとサイズが大きめに作られている洋服を指します。

以前はゆったりめにTシャツを着こなしたい場合、普段着用しているサイズより1.2サイズ大きめ(オーバーサイズ)を選ぶのが一般的でした。

しかし、サイズを上げると着丈も長くなり、全体のバランスが取りづらいのが難点でした。

それに対して、ビックシルエットは普段のサイズを選べば問題ありません。

あらかじめ大きめに作られているので、おしゃれ初心者でも簡単にトレンド感やこなれ感を演出できます。

想像よりも大きかった場合は、袖をロールアップしたり、Tシャツをボトムスの中に入れるタックインスタイルで着こなしたりすると良いでしょう。

オーバーサイズ

オーバーサイズは、普段よりも1.2サイズ大きめのサイズを指します。

大きいサイズを選ぶので、サイズが小さくて着れないといった心配はありませんが、ただ大きいTシャツを選ぶとだらしない印象を与えてしまいます。

着丈が長すぎて足が短く見えてしまうケースも多いです。

オーバーサイズのTシャツはカジュアルな印象が強いため、コーディネートを考える時はきれいめなアイテムを多めに入れるようにしましょう。

きれいめなアイテムにはスラックスや革靴などがあります。

これらのアイテムと組み合わせると、カジュアルさが抑えられます。

また、上下にメリハリをつけるのもオーバーサイズTシャツをおしゃれに着こなすポイントです。

トップスが大きめなので、細めのボトムスを合わせると全体のバランスが良く見えます。

上下にメリハリがつくと、スタイルアップの効果も期待できます。

オーバーサイズのTシャツはタイトサイズと同様、サイズ選びが少し難しいですが、自分に合ったサイズであれば、抜け感のあるコーディネートを楽しめるでしょう。

オーバーサイズのTシャツを選ぶ時は、全体のバランスや下記のポイントを意識すると良いです。

着丈

ジャストサイズよりも少し長めのTシャツを選びましょう。

前述した着丈の式で算出した最大値程度のサイズを選ぶと良いです。

店舗で試着できる場合は、ボトムスの股下が7〜8割程度隠れるくらいがベストといえます。

身幅

身幅はジャストサイズよりも大きければ問題ありません。

肩幅や着丈、袖丈によって最適な身幅に作られているケースがほとんどです。

身幅はあまり重要視せず、他のポイントを確認しましょう。

袖丈

オーバーサイズの袖丈は肘にかかるくらいが目安です。

しかし、オーバーサイズTシャツの場合、袖丈と肩幅の合計でシルエットが形成されています。

そのため、身幅と同様そこまで重要視しなくても良いポイントです。

肩幅

自分の肩幅より21cm〜23cmが目安です。

肩の縫い目が二の腕あたりにくるTシャツを選びましょう。

トレンドはビッグサイズ

同じデザインのTシャツでもサイズ感が変わるだけで、着た時の印象も大きく変わります。

中でもビッグサイズがトレンドです。

ビッグサイズのTシャツには主に3つのメリットがあります。

一つ目は、リラックス感・抜け感のあるコーディネートを楽しめる点です。

細身のシルエットでまとめてしまうと、どうしてもキメすぎた雰囲気になりやすいです。

ビッグサイズのTシャツであれば、かっちりし過ぎない大人の余裕を感じられるコーディネートが出来上がります。

二つ目に、ストレスフリーで着用できる点が挙げられます。

ビッグサイズはゆとりがあるので、動きやすく、一日中着ても疲れません。

おしゃれは我慢といった言葉がありますが、現在はストレスフリーで着れるかどうかを重要視している方が増えています。

ビッグサイズのメリット三つ目は、気になる部分を隠せる点です。

ぽっこりお腹や腕周りなどもおしゃれにカバーできるといった理由で、ビッグサイズを好む方も多いです。

ビッグサイズは年齢や性別、体型問わず幅広い方が着こなせるサイズ感といえます。

シンプルなデザインのTシャツでもおしゃれに見えるので、持っていない方は購入を検討してみると良いかもしれません。

サイズが大きすぎてしまった時のTシャツの対処方法

最近の流行りはオーバーサイズやビッグシルエットですが、ネットで注文する事が増えているこの頃では、サイズを間違えてしまい大きすぎて購入してしまったり、届いたら想像よりも大きかったりする場合があります。

そんな時には、サイズを詰めて自分で短くする方法があります。下記の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

Tシャツを詰めて自分で短くする方法と注意すべきポイント

自分に合ったサイズ感でTシャツをおしゃれに着こなそう

今回はTシャツのサイズ選びについてご紹介しました。

Tシャツのサイズ感はデザインや色と同じくらい、着た時の印象を左右する重要なポイントです。

自分の体型や好みのファッションスタイル、着用シーンなどを考慮したうえでTシャツのサイズを選びましょう。

タイトサイズとジャストサイズも不動の人気ですが、最近ではビッグサイズがトレンドとなっています。

一枚だけで着ても、こなれ感や抜け感が演出されておしゃれに見えます。

ただし、サイズが大き過ぎるとだらしない印象を与えてしまうため、注意が必要です。

サイズ選びが心配な方は、オーバーサイズよりもビッグシルエットのTシャツを選ぶと安心できます。

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